アクキーのカット用パスデータを作る

Step.01 新規ファイルを作成
Step.02 レイヤを追加し名称を変更する
Step.03 ファイルを配置する
Step.04 画像のサイズを作りたい商品サイズに合わせる
Step.05 白版用の画像をカット線レイヤーにコピーする
Step.06 画像を自動トレースする
Step.07 パスのオフセットを行う
Step.08 オフセット前のパスデータを削除する
Step.09 カット線を単純化し調節する
Step.10 細かな部分はペンツールで調整
Step.11 キーホルダー用の穴を作成
Step.12 完成です
全行程をまとめた動画
アクキーをいろんなデザインで作りたい方にオススメの商品！

エンジェルプリントで使っているレーザー加工機は、イラストレーターで作成したパスデータを使ってカットします。そのためデータ入稿時にはカットしたい形のパスデータが必要です。

イラストレータの操作方法がわからない方に向けてパスデータを作成する方法をご紹介します。特にエンジェルプリントで販売している【アクリル印刷　 A4サイズ内に詰め放題定額5000円】の入稿用データを作成するときに非常に役立つノウハウですので、ぜひ参考にしてみてください。

Step.01 新規ファイルを作成

画面上部のメニューバーから【ファイル＞新規】をクリックし、お好きな設定でファイルを作成します。弊社ではCMYKモードでラスタライズ効果は300ppi、サイズはA4、単位はｍｍの設定が多いです。ちなみにですが、入稿時のイラストレーターファイルのカラーモードはCMYKでお願いします。 RGBで入稿の場合弊社でCMYKに変換します。その際色が変わりくすんだ印象になるのでご注意下さい。

Step.02 レイヤを追加し名称を変更する

レイヤーパネルをクリックしレイヤー名を編集します今回は印刷用ファイルを想定し、白版、カラー版、カット線のレイヤーを作成しました

Step.03 ファイルを配置する

上部メニューバーから【　ファイル＞配置　】をクリックし使用する画像ファイルを選択しますリンクのチェックを外しておくことで配置した時点で画像が埋め込まれます配置した画像をレイヤーごとに分けます。動かしたい画像を選択した状態で、レイヤー名すぐ横右の■アイコンをクリックしながらうごかすことで別のレイヤーに移動できます

Step.04 画像のサイズを作りたい商品サイズに合わせる

最終的に横幅45mmのアクリルキーホルダーにするため、配置した画像を41mmの画像にします。【ウィンドウ＞変形】で変形パネルを表示させます。さらに配置したイラストを選択した状態で変形パネル内W:　のボックスに４１ｍｍと入力しサイズを変更

Step.05 白版用の画像をカット線レイヤーにコピーする

白版の画像をカット線レイヤーにコピーしてカット線用のパスを作成します。画像を選択した状態で、レイヤー名すぐ右横の■をクリックしつつ、Altキーを押しながら移動することでコピーできます

Step.06 画像を自動トレースする

【ウィンドウ＞画像トレース】をクリックし画像トレースパネルを表示させます画像を選択しプリセットからシルエットを選択。しきい値等お好みで調整してください今回は白版用の白黒の画像を使用しているので調整はほとんど不要ですね。カット線作成時は白版用の画像を使うことをオススメします画面上部の拡張をクリックしトレース結果を確定、編集可能な状態にします。

Step.07 パスのオフセットを行う

画像をトレースして作成したパスデータを選択した状態で【オブジェクト＞パス＞パスのオフセット】をクリックプレビューにチェックを入れオフセットの値を変更することで仕上がり具合を確認できます、シフト押しながら矢印キーを押すと10mmずつ値が変わります。今回は2㎜のオフセットにします。オフセットを2㎜かけることで印刷内容とカット線に余白を作ります。

Step.08 オフセット前のパスデータを削除する

パスデータを選択した状態でカラーパネルで塗と線を入れ替えます（塗りを無しにして、線を黒にする）そうすることでオフセットする前の線が見えるようになるので内側の線のみを削除します。グループ化されているので解除し、内側の線を選択しました。またダイレクト選択ツールを使用すると直接内側の線を選択できます。

Step.09 カット線を単純化し調節する

カット線を調整する際に参考にするため、レイヤーパネル内を操作してイラストを表示させます表示を拡大してカット線となるパスを選択し【オブジェクト＞パス＞パスの単純化】をクリックプレビューにチェックを入れてお好みの値に調整しましょう。さらに白い矢印（ダイレクト選択ツール）でアンカーポイントを選択し画面上部のコーナーを1~2mm程度指定して、角ばっている部分を丸くしましょう